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2026/03/30

造園業の確定申告ガイド|青色申告と経費の考え方をわかりやすく解説

確定申告青色申告経費

造園業で独立して最初の確定申告を迎えたとき、「何をどう申告すればいいのかわからない」と不安になる方は多いです。

特に造園業は経費の種類が多く、正しく計上しないと余分な税金を払うことになりかねません。

この記事では、造園業者が確定申告で押さえるべきポイントを、青色申告の活用法から経費の具体例まで解説します。

確定申告とは

確定申告は、1年間(1月1日〜12月31日)の所得と税額を計算し、翌年の2月16日〜3月15日に税務署へ申告・納税する手続きです。

造園業者に確定申告が必要なケース

以下のいずれかに該当する場合、確定申告が必要です。

  • 個人事業主として造園業を営んでいる
  • 年間の所得が48万円を超える(基礎控除額)
  • インボイス発行事業者に登録している(消費税の申告も必要)

会社員として造園会社に勤めている場合は、原則として年末調整で完了します。

青色申告と白色申告の違い

確定申告には「青色申告」と「白色申告」の2種類があります。造園業者には青色申告を強くおすすめします。

項目 青色申告 白色申告
特別控除 最大65万円 なし
帳簿の方式 複式簿記(65万円控除の場合) 簡易簿記
赤字の繰越 3年間可能 不可
専従者給与 全額経費にできる 上限あり(86万円/50万円)
事前届出 必要(開業から2ヶ月以内) 不要

65万円控除を受ける条件

青色申告で最大65万円の控除を受けるには、以下の条件を満たす必要があります。

  1. 複式簿記で帳簿をつける
  2. 貸借対照表と損益計算書を確定申告書に添付する
  3. e-Taxで電子申告する、または電子帳簿保存する

e-Taxを使わない場合は控除額が55万円になります。

青色申告の届出

青色申告をするには、「青色申告承認申請書」を税務署に提出します。開業届と一緒に提出するのがベストです。開業手続きの詳細は「造園業で独立するための完全ガイド」をご覧ください。

造園業で認められる経費一覧

経費を正しく計上することで、所得を減らし、納税額を抑えられます。造園業では以下の経費が認められます。

材料費・消耗品費

経費の例 勘定科目
肥料、土、砂利、砂 材料費
植木、苗木、種 材料費
剪定鋏、ノコギリ、手袋 消耗品費
チェーンソーの刃、燃料 消耗品費
ロープ、シート、養生材 消耗品費

車両関連費

造園業では車両が必須です。以下の費用を経費にできます。

  • ガソリン代: 走行距離に応じて按分
  • 車検・整備費: 事業用車両の場合は全額
  • 自動車保険: 事業使用分を按分
  • 駐車場代: 事業用車両の月極駐車場代
  • 高速道路代: 現場への移動に使用した分

プライベートと兼用の場合は、事業使用割合(按分比率)を設定します。造園業の場合、走行距離の70〜90%が事業用というケースが多いです。

外注費・人件費

繁忙期に応援を頼んだ場合や、一部作業を外注した場合の費用です。

  • アルバイト・日雇いの給与: 給与として計上
  • 外注業者への支払い: 外注費として計上
  • シルバー人材センターへの支払い: 外注費

その他の経費

  • 通信費: 仕事用のスマホ代、インターネット回線
  • 事務用品費: プリンター用紙、インク、ファイル
  • 保険料: 賠償責任保険、工事保険
  • 研修費: 造園技能士の講習、安全講習
  • 減価償却費: 高額な機材(チェーンソー、高所作業車など)
  • 接待交際費: 取引先との打ち合わせ時の飲食代

経費計上の注意点

レシート・領収書の保管

経費の証拠として、レシートや領収書は7年間保管する義務があります。

  • 紙のレシートはファイルに日付順で保管
  • スマホで撮影して電子保存も可能(電子帳簿保存法に対応)
  • クレジットカードの明細も保管

按分の考え方

自宅兼事務所、プライベート兼用車両などは、事業とプライベートの使用比率で按分します。

項目 按分の基準 造園業の目安
車両費 走行距離 事業用70〜90%
自宅家賃 面積 事業用10〜30%
電気代 使用時間 事業用10〜20%
スマホ代 使用割合 事業用50〜80%

10万円以上の備品は減価償却

10万円以上の道具や機材は、購入年に一括経費にできず、減価償却が必要です。

  • 10万円未満: 全額を消耗品費として経費計上
  • 10〜30万円: 青色申告の場合、少額減価償却資産として一括経費OK(年間合計300万円まで)
  • 30万円以上: 法定耐用年数に応じて毎年分割して経費計上

インボイス制度と確定申告

インボイス発行事業者に登録している場合、所得税の確定申告に加えて消費税の確定申告も必要になります。

消費税の申告期限

消費税の確定申告期限は、所得税と同じく翌年3月31日です。

2割特例の活用

免税事業者からインボイス発行事業者になった方は、2割特例を活用できます。納付税額が売上税額の2割で済むため、大幅に負担が軽減されます。インボイス制度の詳細は「造園業のインボイス制度対応ガイド」をご覧ください。

確定申告をスムーズに行うコツ

日頃から帳簿をつける

確定申告の直前にまとめて記帳しようとすると、大変な作業になります。毎日または毎週、こまめに記帳する習慣をつけましょう。

見積書・請求書を一元管理する

売上の計上漏れを防ぐために、発行した見積書と請求書を一元管理することが重要です。niwakuraを使えば、見積書・請求書の発行履歴が自動で記録されるため、確定申告時の売上集計が楽になります。

見積書の作り方は「造園業の見積書の書き方ガイド」で解説しています。

税理士への相談

初めての確定申告で不安な場合は、税理士に相談するのもおすすめです。特に青色申告の複式簿記に不慣れな方は、最初の1〜2年だけでもプロに依頼すると安心です。

まとめ

造園業の確定申告は、青色申告を活用し、経費を正しく計上することが節税の基本です。特に造園業は車両費、材料費、道具代など経費の種類が多いため、日頃からレシートを保管し、こまめに記帳する習慣が大切です。

niwakuraは、見積書・請求書の発行履歴を自動で管理するため、確定申告時の売上確認をサポートします。造園業に特化した品目カタログで、正確な売上記録を残しましょう。

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