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2026/03/25

造園業の見積書の書き方|作成例・単価表つきで初心者でもすぐ書ける

見積書造園業書き方単価テンプレート剪定作成例

造園業で独立したばかりの方や、これまで口頭で金額を伝えていた方にとって、「きちんとした見積書を作りたいけど、何を書けばいいのかわからない」というのはよくある悩みです。

実際、見積書の書き方ひとつでお客様の信頼度は大きく変わります。明細が丁寧に書かれた見積書は「この業者はしっかりしている」という安心感につながり、受注率アップに直結します。

この記事では、造園業の見積書に必要な記載項目から、剪定・伐採・草刈りの作業別見積り作成例、単価の決め方、よくある失敗例まで、実務ですぐに使える情報を網羅的に解説します。

見積書に必要な項目

造園業の見積書には、以下の項目を記載しましょう。

項目 説明
宛名 お客様の氏名・法人名 鈴木一郎 様
発行日 見積書の作成日 2026年3月25日
見積番号 管理用の通し番号 EST-2026-001
品目 作業内容の詳細 中木剪定(H1〜3m)
数量・単位 本数や面積 3本
単価 1単位あたりの金額 ¥8,000
小計 品目ごとの合計 ¥24,000
消費税 税率ごとに区分 ¥2,400(10%)
合計金額 税込み総額 ¥26,400
有効期限 見積りの有効期間 発行日より30日
備考 特記事項 駐車場あり

単価の決め方

造園業の単価は、地域や樹木の種類によって大きく異なります。以下は一般的な目安です。詳しい料金相場は「【2026年版】剪定の料金相場まとめ」で解説しています。

剪定の単価目安

  • 低木(H1m未満): 1本 ¥1,000〜3,000
  • 中木(H1〜3m): 1本 ¥5,000〜10,000
  • 高木(H3〜5m): 1本 ¥10,000〜25,000
  • 植込み剪定: 1㎡ ¥300〜800

伐採・抜根の単価目安

  • 伐採(中木): 1本 ¥8,000〜20,000
  • 抜根(中木): 1本 ¥10,000〜30,000
  • 伐採(高木): 1本 ¥20,000〜50,000

これらはあくまで目安です。現場の状況(搬出の難易度、周囲の建物など)に応じて調整しましょう。

見積書をプロフェッショナルに見せるコツ

1. 品目を細かく分ける

「庭木手入れ一式 ¥50,000」のような書き方は避けましょう。お客様は「何にいくらかかっているのか」が見えないと不安になります。

悪い例:

  • 庭木手入れ一式: ¥50,000

良い例:

  • 中木剪定(H2m): 3本 × ¥8,000 = ¥24,000
  • 植込み剪定: 15㎡ × ¥500 = ¥7,500
  • 枝葉処分: 1台 × ¥15,000 = ¥15,000
  • 運搬費: 1式 × ¥3,500 = ¥3,500

2. 写真を活用する

現場写真を添付すると、お客様との認識のずれを防げます。特に「どの木を剪定するか」を明確にしておくとトラブルを避けられます。

3. 有効期限を設ける

見積書には有効期限(通常30日)を設定しましょう。材料費の変動や繁忙期の人手不足に対応できます。

見積書の保管と管理

見積書は発行して終わりではありません。適切に管理することで、業務の効率化と信頼性の向上につながります。

見積番号の付け方

見積番号は「年-通し番号」の形式が一般的です。例えば「EST-2026-001」のように、年度と番号で管理すると過去の見積りを検索しやすくなります。

見積りから請求への流れ

見積りが承認されたら、そのまま請求書に変換できると効率的です。見積書の内容を手作業で請求書に転記するのは、ミスの原因にもなります。niwakuraでは見積書から請求書へワンタップで変換でき、二重入力の手間がなくなります。

インボイス制度への対応

2023年10月から始まったインボイス制度により、適格請求書発行事業者の登録番号を記載する必要があります。インボイス制度の詳細と登録手順については「造園業のインボイス制度対応ガイド」をご覧ください。

見積書の段階では登録番号の記載は必須ではありませんが、請求書には必ず記載しましょう。niwakuraでは設定画面で登録番号を入力しておけば、自動で請求書に記載されます。

作業別の見積書作成例

実際の見積書がイメージしやすいように、作業別の具体例を紹介します。

剪定の見積書サンプル

個人宅の庭木剪定(中規模)の見積例です。

品目 数量 単価 金額
中木剪定(マキ H2.5m) 2本 ¥8,000 ¥16,000
中木剪定(モチノキ H2m) 1本 ¥6,000 ¥6,000
低木剪定(ツツジ・サツキ) 5㎡ ¥500 ¥2,500
生垣剪定(カイヅカイブキ L8m) 8m ¥2,000 ¥16,000
枝葉処分 軽トラ1台 ¥8,000 ¥8,000
運搬費 1式 ¥3,500 ¥3,500
小計 ¥52,000
消費税(10%) ¥5,200
合計(税込) ¥57,200

ポイントは樹種と高さを明記することです。「庭木剪定」とだけ書くと、お客様はどの木がいくらなのかわかりません。

草刈りの見積書サンプル

アパート敷地の草刈り(150平米)の見積例です。草刈りの料金相場の詳細は「草刈りの料金相場まとめ」をご覧ください。

品目 数量 単価 金額
草刈り作業 150㎡ ¥150 ¥22,500
際刈り(フェンス・建物周り) 1式 ¥5,000 ¥5,000
刈草収集・処分 軽トラ1台 ¥6,000 ¥6,000
除草剤散布 150㎡ ¥300 ¥45,000
小計 ¥78,500
消費税(10%) ¥7,850
合計(税込) ¥86,350

草刈りの見積りでは、刈草の処分費を別立てにすることが重要です。お客様の中には「処分は自分でやるから安くしてほしい」という方もいるため、柔軟に対応できます。

伐採・抜根の見積書サンプル

庭木の伐採と抜根の見積例です。伐採・抜根の料金相場は「庭木の伐採・抜根の料金相場ガイド」で解説しています。

品目 数量 単価 金額
中木伐採(クスノキ H4m) 1本 ¥25,000 ¥25,000
低木伐採(サザンカ H1.5m) 2本 ¥5,000 ¥10,000
抜根(中木) 1本 ¥20,000 ¥20,000
幹・枝葉処分 2tトラック1台 ¥25,000 ¥25,000
整地 1式 ¥10,000 ¥10,000
小計 ¥90,000
消費税(10%) ¥9,000
合計(税込) ¥99,000

伐採・抜根は、処分費の割合が大きいのが特徴です。幹の太さや重機の使用有無で金額が大きく変動するため、現場確認後の見積りが基本です。

よくある見積りの失敗例

初めて見積書を作成する方がやりがちな失敗例を紹介します。

口頭だけで金額を伝える

「だいたい5万円くらいです」と口頭で伝えて作業を始めると、後から「聞いていた金額と違う」というトラブルになりがちです。必ず書面(PDF可)で見積りを提示しましょう。

諸経費を見積りに入れ忘れる

運搬費、枝葉処分費、駐車場代などの諸経費を見積りに含め忘れると、利益が減ってしまいます。チェックリストを作って漏れを防ぎましょう。

値引きの根拠がない

「勉強しておきます」と安易に値引きすると、次回以降もその金額を求められます。値引きする場合は「まとめ発注なので処分費を割引」など、理由を明確にしましょう。

よくある質問

Q. 見積書はExcelやWordで作るべき?

手書きやExcelでも問題ありませんが、毎回フォーマットを整えるのは手間です。niwakuraのような造園業特化のアプリを使えば、品目カタログから選ぶだけで見積書が完成します。

Q. 見積りの有効期限はどれくらいが適切?

一般的には30日が標準です。ただし、繁忙期(6〜7月)は人手の確保が難しくなるため、14日に短縮することもあります。材料費が変動しやすい時期も短めに設定しましょう。

Q. 見積りを出してから返事がないときは?

1週間程度待ってから、確認の連絡を入れましょう。「ご不明な点があればお気軽にお問い合わせください」と添えると、お客様も相談しやすくなります。

Q. 追加作業が発生した場合はどうする?

作業中に追加の剪定や処分が必要になった場合は、必ず作業前にお客様に確認しましょう。口頭でも構いませんが、できれば追加見積りを出すのがベストです。

Q. 値引き交渉されたらどう対応する?

安易な値引きは避けましょう。どうしても予算に合わない場合は、作業範囲を調整する提案(「高木2本を来年に回す」など)が効果的です。

まとめ

見積書は、お客様との信頼関係を築く最初の一歩です。丁寧に作成された見積書は、あなたのプロフェッショナルさを伝えます。

見積書作成のポイント:

  • 品目は「一式」ではなく樹種・高さ・面積まで細かく記載する
  • 剪定・草刈り・伐採それぞれに適した単価の書き方がある
  • 諸経費(処分費・運搬費)を忘れずに計上する
  • インボイス対応の請求書につなげやすい税率区分を意識する

これから造園業で独立を考えている方は「造園業で独立するための完全ガイド」もあわせてご覧ください。

庭の手入れ全般の料金相場を知りたい方は「庭の手入れの年間費用まとめ」もあわせてご覧ください。

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