剪定の料金相場まとめ【2026年版】|庭木の高さ・種類別の単価早見表
「剪定の料金はいくらが適正なのか」は、造園業者にとってもお客様にとっても気になるポイントです。
まず結論から示します。
剪定料金の相場早見表(2026年最新)
| 樹木の高さ | 料金相場(1本あたり・税込) | 代表的な樹種 |
|---|---|---|
| 低木(1m未満) | ¥1,000〜3,000 | ツツジ・サツキ・アジサイ |
| 中木(1〜3m) | ¥5,000〜12,000 | キンモクセイ・ハナミズキ・モミジ |
| 高木(3〜5m) | ¥12,000〜30,000 | マツ・ケヤキ・クスノキ |
| 大木(5〜8m) | ¥30,000〜80,000 | 高所作業費込み |
| 巨木(8m超) | ¥60,000〜(要見積り) | クレーン費別途 |
| 生垣(1〜2m高) | ¥1,000〜2,000/m | ツゲ・レッドロビン・プリペット |
上記は剪定作業のみの目安です。枝葉処分費(¥5,000〜10,000)・出張費・高所作業車費は別途かかるケースがあります。繁忙期(5〜7月)は10〜20%割増になる業者もあります。
この記事では、2026年時点の剪定料金の相場を、庭木の高さ・種類別にまとめました。自社の価格設定や見積り作成の参考にしてください。
なお、6月の梅雨入り前は常緑樹・桜・松いずれも剪定のラストチャンスです。梅雨に入ると作業効率が落ちるうえ、業者の予約が混み合います。6月中に依頼を済ませることで、割増料金を避けられるケースがあります。剪定の最適な時期については「庭木の剪定時期カレンダー」で樹種別に詳しく解説しています。
剪定料金の計算方法
剪定料金は、主に以下の要素で構成されます。見積書への記載方法については「造園業の見積書の書き方ガイド」で詳しく解説しています。
- 作業費(樹木の剪定そのもの)
- 枝葉処分費(切った枝の運搬・処理)
- 運搬費(現場への移動)
- 諸経費(道具の損耗、消耗品など)
庭木の高さ別・剪定料金相場
低木(高さ1m未満)
| 樹種の例 | 1本あたりの相場 |
|---|---|
| ツツジ、サツキ | ¥1,000〜2,000 |
| アジサイ | ¥1,000〜2,500 |
| ドウダンツツジ | ¥1,500〜3,000 |
中木(高さ1〜3m)
| 樹種の例 | 1本あたりの相場 |
|---|---|
| キンモクセイ | ¥5,000〜8,000 |
| ハナミズキ | ¥5,000〜10,000 |
| モミジ | ¥6,000〜12,000 |
| ツバキ | ¥4,000〜8,000 |
高木(高さ3〜5m)
| 樹種の例 | 1本あたりの相場 |
|---|---|
| マツ | ¥15,000〜30,000 |
| クスノキ | ¥12,000〜25,000 |
| ケヤキ | ¥15,000〜30,000 |
| シラカシ | ¥10,000〜20,000 |
大木(高さ5m以上)
高さ5mを超える樹木は、高所作業車やクレーンが必要になることがあり、¥30,000〜100,000以上が相場です。現場状況によって大きく変わるため、必ず現地調査のうえ見積りを行いましょう。
生垣の剪定料金
生垣は「長さ(m)」と「高さ(m)」で計算するのが一般的です。
| 生垣の高さ | 1mあたりの相場 |
|---|---|
| 1m未満 | ¥500〜1,000 |
| 1〜2m | ¥1,000〜2,000 |
| 2m以上 | ¥2,000〜3,500 |
例えば、高さ1.5m × 長さ10mの生垣なら、¥10,000〜20,000が目安です。
植込み・地被類の剪定
芝刈りや地被類の手入れは、面積で計算します。
| 作業内容 | 1㎡あたりの相場 |
|---|---|
| 植込み剪定 | ¥300〜800 |
| 芝刈り | ¥200〜500 |
| 除草 | ¥200〜600 |
枝葉処分費の相場
剪定で発生した枝葉の処分費は、別途計上するのが一般的です。
- 軽トラック1台分: ¥5,000〜10,000
- 2tトラック1台分: ¥15,000〜25,000
自治体の処理施設に持ち込む場合のコストや、チッパーで自社処理する場合のコストを基準に設定しましょう。
料金設定のポイント
安すぎる料金に注意
独立したばかりの方がやりがちなのが、お客様獲得のための過度な値下げです。適切な価格設定は事業を長く続けるための基盤となります。独立時の料金設定については「造園業で独立するための完全ガイド」もご参照ください。
料金を下げすぎると、以下の問題が起こります。
- 利益が出ず、事業が続けられない
- 品質を維持できず、リピートにつながらない
- 業界全体の価格破壊を招く
地域の相場を調査する
同じ地域の同業者の料金を調査し、相場を把握しましょう。地域のシルバー人材センターの料金も参考になります。
付加価値で差別化する
料金だけで競争するのではなく、以下のような付加価値で差別化しましょう。
- 丁寧な見積書と事前説明
- 作業前後の写真報告
- アフターフォロー(次回剪定時期のお知らせなど)
- 消毒・害虫駆除とのセット提案(詳しくは「庭木の消毒・害虫駆除の料金相場」を参照)
見積書への料金の記載方法
料金相場を把握したら、次は見積書に正しく記載することが重要です。
品目を細かく分ける
「庭手入れ一式」ではなく、「中木剪定 3本」「植込み剪定 15㎡」のように品目ごとに分けて記載しましょう。お客様が「何にいくらかかっているか」を理解でき、信頼感につながります。
消費税の区分を明記する
インボイス制度に対応するため、税率ごとの区分記載が必要です。詳しくは「造園業のインボイス制度対応ガイド」をご覧ください。
なお、樹種別の最適な剪定時期については「庭木の剪定時期カレンダー」で詳しく解説しています。時期を間違えると花が咲かなくなることもあるので、合わせてご確認ください。
樹種別・剪定料金の詳細ガイド
「樹種によって剪定の難易度が違うので、もっと具体的な料金を知りたい」という方向けに、樹種別の詳細ガイドを用意しています。
| 樹種 | 特徴 | 詳細ガイド |
|---|---|---|
| マツ(黒松・五葉松) | みどり摘みと秋の古葉取りが必要。技術料が高い | 松の剪定料金相場 |
| ケヤキ | ホウキ仕立て維持が必要。5m超はクレーン費別途 | ケヤキ剪定の料金相場 |
| 桜 | 切り口の癒合剤処理が必須。テングス病対策費あり | 桜の剪定料金相場 |
| もみじ・カエデ | 夏の透かし剪定と冬の強剪定で料金が異なる | もみじ・カエデの剪定料金相場 |
| ハナミズキ | 花後剪定の時期管理が重要。花芽を残す技術料 | ハナミズキ剪定料金相場 |
| ツツジ・サツキ | 花後すぐに剪定しないと翌年花が咲かない | ツツジ・サツキ剪定の料金相場 |
| キンモクセイ | 香りを守る透かし剪定。秋剪定と春の強剪定の差 | キンモクセイ剪定料金相場 |
| シマトネリコ | 現代住宅シンボルツリーNo.1。夏と冬の作業別料金 | シマトネリコ剪定料金相場 |
| 生垣(レッドロビン等) | 長さ×高さで計算。年2回刈り込みの年間費用 | 生垣剪定の料金相場ガイド |
| クスノキ | 西日本の大木・御神木対応。高所作業・クレーン費 | クスノキ剪定料金相場ガイド |
| サルスベリ(百日紅) | 夏の花木。拳骨仕立てvs自然樹形で料金が変わる | サルスベリ剪定料金相場 |
| アジサイ | 品種で剪定時期が異なる。来年咲かせる花後剪定 | アジサイ剪定料金相場 |
| ツバキ | 和風庭木代表。花後剪定とチャドクガ駆除費 | ツバキ剪定料金相場 |
| サザンカ | 生垣にも多い。花後剪定とチャドクガ対策費 | サザンカ剪定料金相場 |
| オリーブ | 地中海系シンボルツリー。梅雨前の通風剪定 | オリーブ剪定料金相場 |
| ジューンベリー | 花・実・紅葉が楽しめる人気樹。方針別料金 | ジューンベリー剪定料金相場 |
| ヤマボウシ | 在来花木シンボルツリー。株立ち仕立て | ヤマボウシ剪定料金相場 |
| ソヨゴ | 低頻度剪定で年間管理コスト最安クラス | ソヨゴ剪定料金相場 |
| アオダモ | 雑木の庭シンボルツリー。自然樹形維持 | アオダモ剪定料金相場 |
| ミモザ(アカシア) | 早春の黄花。台風倒木予防の追加料金 | ミモザ剪定料金相場 |
| 梅 | 実梅・花梅。夏と冬の年2回管理 | 梅の剪定料金相場 |
| モッコク | 三大庭木。透かしの技術料が高い高級庭木 | モッコク剪定料金相場 |
| コニファー(ゴールドクレスト等) | 強剪定NG。大きくなりすぎ問題の対処 | コニファー剪定料金相場 |
| イチョウ | 街路樹級の高所作業・クレーン費 | イチョウ剪定料金相場 |
| エゴノキ | 雑木の庭の代表種。単木・株立ちの方針別 | エゴノキ剪定料金相場 |
| ヒメシャラ | 赤褐色の幹肌が美しい雑木。西日・乾燥対策 | ヒメシャラ剪定料金相場 |
| ナツツバキ(シャラ) | 開花前の不適期剪定NG。株立ち調整費 | ナツツバキ剪定料金相場 |
| ヤマモモ | 落果対策と雌雄異株管理。高さ別単価 | ヤマモモ剪定料金相場 |
見積書の書き方については「剪定の見積書の書き方ガイド」で、樹種別記入例・テンプレートとともに詳しく解説しています。
よくある質問
Q1. 庭木の剪定の料金相場はいくらですか?
樹高で単価が変わり、低木(〜1m)は1本¥1,000〜3,000、中木(1〜3m)は¥5,000〜12,000、高木(3m〜)は¥12,000〜30,000が目安です。本数・樹種・枝の混み具合や、刈り込みか透かし剪定かによっても変動します。
Q2. 剪定料金は「1本いくら」と「日当制」のどちらが得ですか?
剪定する木が数本なら1本単位の単価制、庭全体や本数が多い場合は日当制(職人1人あたり¥20,000〜30,000/日)のほうが割安になりやすいです。本数が多いときは「一式いくら」での見積りを依頼すると比較しやすくなります。
Q3. 剪定の見積りで追加料金が発生するのはどんなときですか?
枝葉の処分費(1台¥3,000〜・量で変動)、高所作業車やロープを使う高木作業、ハチの巣の撤去、急斜面・狭小地での作業などで追加されます。後のトラブルを防ぐため、見積書で内訳と追加条件を事前に確認しましょう。
Q4. 剪定に適した時期はいつですか?
常緑樹は新芽が落ち着く3〜6月と9〜10月、落葉樹は休眠期の12〜2月が基本です。梅雨前(5〜6月)に風通しをよくする透かし剪定を行うと、病害虫の予防にもなります。
Q5. 剪定料金を安く抑えるコツはありますか?
複数本をまとめて依頼する、真夏・真冬を避けた閑散期を狙う、枝葉の処分を自分で行う、複数業者から相見積りを取る、の4点が有効です。ただし安さだけでなく、仕上がりや保証内容もあわせて比較しましょう。
まとめ
剪定料金は、樹木の高さ・種類・現場状況によって大きく異なります。適正な料金を設定し、きちんとした見積書でお客様に提示することが、信頼獲得の第一歩です。
niwakuraには造園業でよく使う品目があらかじめ登録されているので、単価と数量を選ぶだけで見積書が完成します。