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2026/04/10 (更新: 2026/06/18)

庭木の剪定時期カレンダー【2026年最新】|月別・樹種別の適期一覧と6月梅雨前のチャンスを逃さない方法

剪定庭木造園業手入れカレンダー

庭木の剪定は「いつやるか」で仕上がりが大きく変わります。

時期を間違えると、花が咲かなくなったり、樹木が弱って枯れてしまうこともあります。この記事では、庭木の剪定時期を樹種別にわかりやすく解説します。

6月(梅雨入り前)の剪定チェックリスト

6月は、梅雨入り前の常緑樹剪定の最後のタイミングです。梅雨が明けると真夏に突入し、強い剪定は樹木にダメージを与えます。梅雨前の6月上旬〜中旬が「春の芽吹きが落ち着き、気温がまだ上がりきっていない」最もバランスの良い時期です。

6月に剪定を急ぐべき樹種

樹種 理由 6月の作業内容
シマトネリコ 夏に急成長するため梅雨前に整姿 透かし剪定・胴吹き枝の除去
ソヨゴ 軽剪定の適期が6月と9月 込み合った枝の間引き
ツゲ・イヌツゲ 生垣の年2回刈り込みの1回目 上面・側面の刈り込み
マサキ 新芽が固まる6月が刈り込み適期 輪郭を揃える刈り込み
レッドロビン 赤い新芽が出る前に整形 伸び過ぎた枝の刈り込み
生垣全般 梅雨〜夏にかけて最もよく伸びる 梅雨前に高さ・幅を揃える

6月に剪定してはいけない(または注意が必要な)樹種

樹種 理由
ツツジ・サツキ 6月中旬以降は花芽形成が始まるため、遅くとも6月上旬までに完了
アジサイ 花後剪定は7〜8月の枯れた花摘みのみ。強剪定は翌年の花を減らす
キンモクセイ 8〜9月の花芽形成に向け、6〜7月の剪定は控えめに
モミジ・カエデ 6月は軽いメンテ程度にとどめ、強剪定は厳禁

造園業者向けポイント: 6月の予約はゴールデンウィーク明けから埋まり始めます。お客様への事前案内(「梅雨前に1度整えましょう」)を5月中旬から始めると受注が安定します。6月の繁忙期管理には niwakura の定期作業スケジュール機能が便利です。

剪定の基本的な考え方

剪定には大きく2種類あり、目的と時期が異なります。

種類 目的 時期 作業内容
基本剪定(強剪定) 樹形を整える・大きさを調整 休眠期(冬) 太い枝を切る・大幅に切り戻す
軽剪定(整枝) 風通し・見た目の維持 成長期(春〜秋) 徒長枝や込み合った枝を間引く

基本的に、強い剪定は休眠期軽い剪定は成長期に行います。

樹種別の剪定時期カレンダー

常緑広葉樹の剪定時期

常緑広葉樹は一年中葉がついているタイプの樹木です。

樹種 基本剪定 軽剪定 避ける時期
ツバキ 4〜5月(花後) 随時 夏以降(花芽形成後)
サザンカ 3〜4月(花後) 随時 秋以降(花芽形成後)
キンモクセイ 4月、11月 随時 8〜9月(花芽形成期)
ソヨゴ 3〜4月 6月、9月 真夏
シマトネリコ 3〜4月 6〜7月 真冬
オリーブ 2〜3月 随時 真夏
ツツジ 5〜6月(花後すぐ) 随時 7月以降(花芽形成後)

ポイント: 花が咲く常緑樹は花後すぐが剪定の基本。花芽ができてからの剪定は、翌年の花を減らしてしまいます。

落葉広葉樹の剪定時期

葉が落ちた後の休眠期(12〜2月)が基本剪定のベストタイミングです。

樹種 基本剪定 軽剪定 避ける時期
モミジ・カエデ 11〜12月 随時 1〜3月(樹液が流れる)
ハナミズキ 12〜2月 5〜6月 真夏
ヤマボウシ 12〜2月 6月 真夏
エゴノキ 12〜2月 随時 真夏
ウメ 12〜1月(冬剪定)、5〜6月(花後) 随時 真夏
サクラ 11〜12月 - 春〜夏(傷口が腐りやすい)
ケヤキ 12〜2月 6月 真夏

ポイント: 落葉樹は葉が落ちてから芽吹く前の時期がベスト。枝の骨格が見えるので、樹形を整えやすいメリットもあります。

注意: モミジは1〜3月に切ると樹液が止まらず、樹木が弱ることがあります。サクラは「桜切る馬鹿」と言われるほど、切り口から腐りやすい樹種です。

針葉樹の剪定時期

樹種 基本剪定 軽剪定(みどり摘み等) 避ける時期
マツ 10〜12月(もみあげ) 4〜5月(みどり摘み) 真夏
スギ 3〜4月 9〜10月 真冬
ヒノキ 3〜4月 9〜10月 真冬
コニファー 3〜4月 9〜10月 真夏
カイヅカイブキ 4〜5月 9〜10月 真冬

ポイント: マツの手入れは「みどり摘み(春)」と「もみあげ(秋〜冬)」の年2回が基本。マツの管理は手間がかかるため、料金も他の樹種より高めです。

生垣・植込みの剪定時期

種類 刈り込み時期 年間回数
ツゲ(イヌツゲ) 6月、9月 年2回
サザンカ生垣 3〜4月 年1〜2回
レッドロビン 4月、6月、9月 年2〜3回
プリペット 5月、9月 年2〜3回
ドウダンツツジ 5〜6月(花後) 年1〜2回
マサキ 6月、9月 年2回

ポイント: 生垣は成長が早いため、年2〜3回の刈り込みが目安です。

季節別の剪定作業スケジュール

造園業者が年間を通じてどのような剪定作業を行うか、月別にまとめました。

春(3〜5月)

  • 3月: 常緑樹の基本剪定、針葉樹の整枝、冬に傷んだ枝の処理
  • 4月: 花木の花後剪定(ツバキ、サザンカ等)、生垣の1回目刈り込み
  • 5月: マツのみどり摘み、ツツジ花後剪定、落葉樹の芽かき

春は新規の剪定依頼が最も多い季節です。繁忙期の対策については「造園業の繁忙期・閑散期の対策ガイド」を参考にしてください。

夏(6〜8月)

  • 6月: 生垣の2回目刈り込み、徒長枝の整理、梅雨前の風通し改善
  • 7月: 軽剪定のみ(暑さで樹木が弱りやすい)
  • 8月: 基本的に剪定を避ける(樹木のストレスが大きい)

夏場は草刈りの依頼が増えます。草刈りの料金については「草刈りの料金相場まとめ」をご覧ください。

秋(9〜11月)

  • 9月: 生垣の仕上げ刈り込み、夏に伸びた枝の整理
  • 10月: マツのもみあげ開始、落葉樹の軽剪定
  • 11月: 落葉樹の基本剪定開始、モミジの剪定

秋は害虫の被害が目立つ季節でもあります。消毒・害虫駆除については「庭木の消毒・害虫駆除の料金相場」を参考にしてください。

冬(12〜2月)

  • 12月: 落葉樹の基本剪定(最適期)、マツのもみあげ仕上げ
  • 1月: 落葉樹・ウメの剪定(寒い時期は傷口が腐りにくい)
  • 2月: 春に備えた剪定、寒肥(かんごえ)の施肥

冬は剪定の閑散期ですが、落葉樹の基本剪定には最適な時期です。閑散期の売上確保については「造園業の繁忙期・閑散期の対策ガイド」で詳しく解説しています。

剪定してはいけない時期・やってはいけないこと

真夏の強剪定

7〜8月の強剪定は樹木に大きなストレスを与えます。葉が減ると光合成ができなくなり、最悪の場合は枯死します。

花芽形成後の剪定

花木は花芽ができた後に剪定すると、翌年の花が咲きません。特にツツジは花後すぐ(5〜6月)に剪定しないと、翌年の花芽を切り落としてしまいます。

樹液が流れる時期のモミジ

モミジ・カエデ類は1〜3月に太い枝を切ると、切り口から樹液が大量に流れ出します。これは「樹液流動期」と呼ばれ、樹木を弱らせる原因になります。

切り口の処理を怠る

太い枝を切った後は、必ず癒合剤(トップジンMペースト等)を塗りましょう。特にサクラ、モミジ、ウメは切り口から病気が入りやすい樹種です。

剪定の料金相場

樹木の高さや種類によって剪定の料金は異なります。

樹木の高さ 料金相場(1本あたり)
低木(1m未満) ¥1,000〜¥3,000
中木(1〜3m) ¥3,000〜¥10,000
高木(3〜5m) ¥10,000〜¥20,000
大木(5m以上) ¥20,000〜

より詳しい料金相場は「剪定の料金相場まとめ」で樹種別・高さ別に解説しています。

お客様への見積書の作成方法は「造園業の見積書の書き方ガイド」を参考にしてください。

造園業者への依頼のタイミング

お客様から「いつ頼めばいいですか?」と聞かれることも多いでしょう。以下の目安をお伝えすると喜ばれます。

  • 春の剪定: 2〜3月に予約(繁忙期は1ヶ月前が目安)
  • 夏の草刈り: 5月中に予約
  • 秋の剪定: 8〜9月に予約
  • 冬の基本剪定: 10〜11月に予約

早めの予約をお客様に案内することで、作業スケジュールが安定します。顧客管理やリマインドには「niwakura」の定期作業管理機能が便利です。

よくある質問(FAQ)

庭木の剪定は何月にやるのがベストですか?

樹種によって異なります。落葉樹は葉が落ちた休眠期(12〜2月)、**常緑樹は新芽が固まる初夏(5〜6月)と秋(9〜10月)**が基本です。花木は「花が咲き終わった直後」が原則で、時期を誤ると翌年花が咲かなくなります。

剪定してはいけない時期はいつですか?

真夏(7〜8月)の強剪定は樹木が弱るため避けます。また花芽が形成された後の剪定は翌年の花を切り落とすことになり、モミジ・カエデは樹液が流れる1〜3月の剪定を避けます。

常緑樹と落葉樹で剪定時期はどう違いますか?

落葉樹は休眠期(12〜2月)に枝ぶりを見ながら強めに剪定できます。常緑樹は寒さに弱いため真冬の剪定を避け、気温が上がる初夏(5〜6月)を中心に、軽い整姿を秋(9〜10月)に行うのが安全です。

庭木の剪定は年に何回必要ですか?

一般的な庭木は年1〜2回(基本剪定+夏の軽い透かし)が目安です。マツは春のみどり摘みと秋のもみあげの年2回、生垣は刈り込みを年2〜3回行うと美しい状態を保てます。

各樹種の詳しい剪定方法と料金は「剪定の料金相場まとめ」も参照してください。

まとめ

庭木の剪定時期を間違えると、花が咲かない・樹木が弱るなどのトラブルにつながります。

押さえておくべきポイント:

  • 常緑樹の花木は花後すぐに剪定
  • 落葉樹は葉が落ちた休眠期(12〜2月)が基本
  • マツは春のみどり摘み + 秋のもみあげの年2回
  • 真夏の強剪定は避ける
  • モミジは1〜3月の剪定を避ける(樹液流動期)

適切な時期に剪定を行うことで、お客様の満足度が上がり、リピートにつながります。

niwakuraの定期作業管理機能を使えば、顧客ごとに次回剪定時期をリマインドできるので、適切なタイミングでのご提案が可能になります。

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