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2026/04/02

造園業に必要な資格・免許まとめ|取得すべき順番と費用を解説

造園業資格免許独立開業

造園業を営むうえで、「資格がなくても仕事はできるのか」「どの資格を取れば受注が増えるのか」は気になるポイントです。

結論から言えば、造園業の開業自体に必須の資格はありません。しかし、適切な資格を持つことで公共工事の入札に参加できたり、お客様からの信頼が高まったりと、事業の成長に大きく寄与します。

この記事では、造園業に関連する資格・免許を「取得すべき順番」で整理し、費用や受験資格も含めて解説します。

造園業の資格一覧と優先度

優先度の目安

優先度 資格名 取得の目安 主なメリット
最優先 普通自動車免許 開業前 現場移動・資材運搬
造園技能士(2級) 実務2年以上 技術力の証明
造園施工管理技士(2級) 実務3年以上 公共工事の受注
造園技能士(1級) 実務7年以上 高度な技術力の証明
造園施工管理技士(1級) 実務5年以上 大規模工事の受注
任意 街路樹剪定士 実務3年以上 公共の街路樹管理
任意 樹木医 実務7年以上 樹木診断・治療
任意 刈払機取扱作業者 いつでも 草刈り作業の安全管理

最優先で取得すべき資格

普通自動車免許

造園業では現場への移動や資材の運搬に車両が不可欠です。軽トラックやバンを運転するために、最低限普通自動車免許は必要です。

  • 費用: 25〜35万円(教習所通学の場合)
  • 取得期間: 1〜3ヶ月
  • ポイント: 2トントラックを使う場合は準中型免許が必要

刈払機取扱作業者

草刈り作業を行う場合、労働安全衛生法に基づく特別教育の修了が求められます。事業主として従業員に作業させる場合も必須です。

  • 費用: 10,000〜15,000円
  • 取得期間: 1日(6時間の講習)
  • 受講要件: 18歳以上
  • 取得場所: 各地の労働基準協会、コマツ教習所など

技術力を証明する国家資格

造園技能士(2級・1級)

厚生労働省所管の国家資格で、造園の実技と学科の試験に合格することで取得できます。

2級造園技能士

  • 受験資格: 実務経験2年以上(学歴による短縮あり)
  • 試験内容: 学科試験+実技試験(竹垣製作、石の据え付けなど)
  • 受験料: 学科3,100円+実技18,200円
  • 合格率: 約40〜50%
  • 試験時期: 学科1月、実技7〜8月

1級造園技能士

  • 受験資格: 実務経験7年以上(2級合格後は2年で受験可)
  • 試験内容: 学科試験+実技試験(より高度な造園施工)
  • 受験料: 学科3,100円+実技18,200円
  • 合格率: 約30〜40%

メリット: 名刺や見積書に記載することで、お客様に技術力をアピールできます。特に個人邸の庭づくりでは「技能士の資格を持っている」ことが受注の決め手になることもあります。

造園施工管理技士(2級・1級)

国土交通省所管の国家資格で、建設業法に基づく造園工事の施工管理能力を証明します。

2級造園施工管理技士

  • 受験資格: 実務経験3年以上(学歴による短縮あり)
  • 試験内容: 第一次検定(マークシート)+第二次検定(記述式)
  • 受験料: 第一次5,250円、第二次5,250円
  • 合格率: 第一次約50〜60%、第二次約40%
  • 試験時期: 第一次6月・11月、第二次11月

1級造園施工管理技士

  • 受験資格: 実務経験5年以上(2級合格後は3年短縮)
  • 試験内容: 第一次検定(マークシート)+第二次検定(記述式)
  • 受験料: 第一次10,500円、第二次10,500円
  • 合格率: 第一次約40%、第二次約35%

メリット: 公共工事の入札に参加するためには、監理技術者(1級)または主任技術者(2級)の配置が必要です。この資格がなければ500万円以上の造園工事を受注できないため、事業拡大を目指す方には必須の資格です。

専門性を高める資格

街路樹剪定士

日本造園建設業協会が認定する資格で、街路樹の適切な維持管理技術を証明します。

  • 受験資格: 造園業の実務経験3年以上
  • 費用: 研修受講料+受験料で約30,000円
  • 試験内容: 学科+実技(剪定の実演)
  • メリット: 自治体の街路樹管理業務の入札で加点対象になる場合がある

樹木医

日本緑化センターが認定する資格で、樹木の診断・治療の専門家です。

  • 受験資格: 樹木の保護に関する実務経験7年以上
  • 費用: 研修参加費約80,000円
  • 取得期間: 書類審査→筆記試験→面接→研修(約2週間)
  • 合格率: 約20〜30%
  • メリット: 天然記念物の治療や大木の診断など、高単価な仕事が受注できる

建設業許可との関係

造園業で500万円以上の工事を請け負う場合、建設業法に基づく建設業許可(造園工事業)が必要です。

建設業許可の取得要件

  1. 経営業務の管理責任者: 造園業の経営経験5年以上
  2. 専任技術者: 造園施工管理技士(1級または2級)、または実務経験10年以上
  3. 財産的基礎: 自己資本500万円以上
  4. 欠格要件に該当しないこと

造園施工管理技士を持っていれば、専任技術者の要件を満たせるため、建設業許可の取得がスムーズになります。

資格取得の勉強法

独学の場合

  • テキスト: 市販の過去問題集(造園施工管理技士は地域開発研究所の問題集が定番)
  • 勉強期間: 2〜3ヶ月(1日30分〜1時間)
  • 費用: 3,000〜5,000円程度

講習会を活用する場合

  • 各都道府県の造園組合: 技能士対策講座を開催していることがある
  • 通信講座: 造園施工管理技士は通信講座が充実(3〜8万円程度)
  • ポイント: 実技試験対策は講習会で学ぶのが効率的

資格を見積りに活かす

取得した資格は、お客様への信頼構築に活用しましょう。

  • 見積書に記載: 「1級造園技能士」などの資格名を事業者情報に記載
  • 名刺に掲載: 資格名を名刺に入れることで初対面の印象が変わる
  • Webサイトに掲載: プロフィールや実績ページで資格をアピール

niwakuraの見積書では、事業者情報に資格名を記載できます。プロフェッショナルな見積書を無料で作成してみてください

まとめ

造園業に「必須」の資格はありませんが、資格の有無が受注力に直結します。まずは造園技能士2級から取得を始め、事業の成長に合わせて造園施工管理技士にステップアップするのがおすすめです。

公共工事への参入や500万円以上の工事受注を視野に入れるなら、建設業許可と合わせて計画的に資格取得を進めましょう。

開業の具体的な手順や必要な初期投資については「造園業で独立するための完全ガイド」で詳しく解説しています。料金設定で迷ったら「剪定の料金相場まとめ」や「草刈りの料金相場まとめ」も参考にしてください。確定申告や経費計上のポイントは「造園業の確定申告ガイド」をご覧ください。

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