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2026/04/20

シンボルツリーの料金相場ガイド|樹種別の価格と総額費用を徹底比較【2026年版】

シンボルツリー料金相場植栽見積り造園業

「シンボルツリーを植えたいけど、いくらかかるのか相場が分からない」という声は、造園業者にも住宅オーナーにも共通する悩みです。樹種・サイズ・施工条件で総額は大きく変わり、同じ樹高でも樹種によって1.5倍以上の差がつくこともあります。

この記事では、シンボルツリーの料金相場を「樹種別」「サイズ別」「予算別」の3軸で整理し、2026年最新の市場相場と見積りの実務ポイントを解説します。施主向けの相見積りのコツ、造園業者向けの単価設定の考え方、どちらにも使える実用ガイドです。

シンボルツリーの料金は何で決まるのか

シンボルツリーの総額は、以下の4つの要素で決まります。

  1. 樹種(希少性・生産量・流通量で苗木代が変動)
  2. 樹高・株立ちの有無(同樹種でも高さ50cmで倍額になることも)
  3. 施工条件(搬入経路・土質・勾配・重機の要否)
  4. オプション工事(土壌改良・支柱・防草シート・根鉢養生)

「苗木代だけ」「工賃だけ」で比較すると見誤るため、総額ベースで相場を把握するのが正解です。

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シンボルツリーの料金相場【サイズ別一覧】

最も基本となる、樹高ごとの総額相場です。「苗木代+植栽工賃+支柱・養生」を合算した標準施工の金額帯を示しています。

樹高 総額相場 主な樹種例 工期目安
1〜1.5m(苗木) ¥10,000〜22,000 ドウダンツツジ、ジューンベリー 0.5日
1.5〜2m(中低木) ¥15,000〜32,000 オリーブ、ソヨゴ、ハイノキ 0.5日
2〜2.5m(中木) ¥20,000〜40,000 シマトネリコ、ハナミズキ、ヤマボウシ 0.5〜1日
2.5〜3m(中高木) ¥28,000〜55,000 アオダモ、イロハモミジ、シラカシ 1日
3〜4m(高木) ¥45,000〜85,000 ケヤキ、クスノキ、カツラ 1〜1.5日
4m以上(大木) ¥80,000〜200,000+ 大型ケヤキ、特殊樹形品 1.5日〜

※重機使用・長距離搬入・特殊品種の場合は別途加算が発生します。

人気シンボルツリー15樹種の料金比較【2026年相場】

造園業の現場で依頼の多い15樹種を、樹高2〜3mの標準サイズで比較しました。

常緑樹(1年中緑を楽しめる)

樹種 苗木代 工賃 総額相場 特徴
シマトネリコ ¥8,000〜15,000 ¥10,000〜15,000 ¥18,000〜30,000 成長早・人気No.1
オリーブ ¥10,000〜25,000 ¥8,000〜14,000 ¥18,000〜39,000 洋風住宅と相性◎
ソヨゴ ¥12,000〜22,000 ¥10,000〜15,000 ¥22,000〜37,000 落葉少なく管理楽
シラカシ ¥12,000〜25,000 ¥13,000〜20,000 ¥25,000〜45,000 目隠し・生垣にも
ハイノキ ¥18,000〜35,000 ¥10,000〜15,000 ¥28,000〜50,000 和洋折衷・希少樹
フェイジョア ¥10,000〜20,000 ¥10,000〜15,000 ¥20,000〜35,000 実も花も楽しめる

落葉樹(季節感を楽しめる)

樹種 苗木代 工賃 総額相場 特徴
ヤマボウシ ¥10,000〜22,000 ¥10,000〜15,000 ¥20,000〜37,000 花・実・紅葉の三拍子
ハナミズキ ¥8,000〜18,000 ¥10,000〜15,000 ¥18,000〜33,000 春の白花が人気
イロハモミジ ¥10,000〜28,000 ¥10,000〜15,000 ¥20,000〜43,000 紅葉の代表格
アオダモ ¥15,000〜30,000 ¥10,000〜15,000 ¥25,000〜45,000 涼しげな株立ちが人気
ジューンベリー ¥8,000〜15,000 ¥8,000〜12,000 ¥16,000〜27,000 花・実・紅葉すべて楽しめる
カツラ ¥12,000〜25,000 ¥12,000〜18,000 ¥24,000〜43,000 ハート形の葉が特徴

高木系(シンボル性が強い)

樹種 苗木代 工賃 総額相場 特徴
ケヤキ ¥20,000〜40,000 ¥18,000〜30,000 ¥38,000〜70,000 日本を代表する庭木
クスノキ ¥18,000〜35,000 ¥18,000〜30,000 ¥36,000〜65,000 大樹・防虫効果
コナラ ¥15,000〜30,000 ¥15,000〜22,000 ¥30,000〜52,000 雑木風ナチュラル庭園に

予算別のシンボルツリー見積り例

施主から「予算はこのくらいで」と相談されたときに、造園業者が提示しやすい見積り例をまとめました。

予算2万円(低予算・最小構成)

シマトネリコ H2.0m 株立ち    ¥12,000
植付工賃(植穴掘削・支柱含) ¥6,000
養生・清掃                  ¥2,000
-----------------------------
小計                        ¥20,000

特徴: 苗木が比較的安く、工程もシンプル。新築の最初のシンボルツリーに人気の構成です。

予算5万円(標準プラン)

ヤマボウシ H2.5m 株立ち     ¥18,000
植付工賃                    ¥12,000
土壌改良(腐葉土・元肥)    ¥6,000
竹製支柱(八掛け)          ¥5,000
防草シート+化粧砂利        ¥5,000
諸経費・運搬                ¥4,000
-----------------------------
小計                        ¥50,000

特徴: 土壌改良と支柱をしっかり入れる、活着率の高い施工。造園業者の提案で最も採用されやすい価格帯です。

予算10万円(中〜大型プラン)

アオダモ H3.0m 株立ち       ¥28,000
植付工賃(重機不要)        ¥18,000
客土・土壌改良              ¥12,000
鳥居型支柱                  ¥10,000
防草シート+化粧砂利        ¥8,000
下草植栽(3種5株)          ¥15,000
諸経費・運搬・清掃          ¥9,000
-----------------------------
小計                        ¥100,000

特徴: 下草や化粧砂利まで含めた「庭の一角完成」プラン。外構リフォームとセットで提案されることが多い構成です。

予算20万円(こだわり・大型樹)

ケヤキ H4.0m 特選樹形       ¥55,000
植付工賃(小型重機使用)    ¥45,000
客土・土壌改良(深掘り)    ¥20,000
支柱(大型ワイヤー固定)    ¥18,000
下草・低木植栽              ¥35,000
防草シート+化粧砂利        ¥15,000
諸経費・運搬・清掃          ¥12,000
-----------------------------
小計                        ¥200,000

特徴: 樹形・大きさにこだわった「主役級シンボルツリー」のプラン。重機搬入が必要なケースが多く、工期も1.5〜2日かかります。

追加で発生しやすい費用

見積書作成時に漏れやすい項目です。標準価格に含めるか別途計上するかは、業者によって異なります。

項目 料金目安 発生する条件
土壌改良(腐葉土・元肥) ¥3,000〜10,000 粘土質・砂質の土壌
客土(搬入) ¥5,000〜15,000 既存土が植栽に不適
支柱設置 ¥3,000〜15,000 竹製〜鋼管まで素材で変動
防草シート+化粧砂利 ¥5,000〜15,000 雑草対策・見た目向上
残土・ガラ処分 ¥3,000〜8,000 既存土の入れ替え時
重機搬入(小型ユンボ) ¥15,000〜40,000 3m以上の高木
クレーン車手配 ¥50,000〜150,000 搬入経路が狭い大木
活着保証(1年) 施工費の5〜10% 業者によって任意

見積書の書き方や、これらの項目の計上方法については「造園業の見積書の書き方ガイド」で詳しく解説しています。

シンボルツリーの5年間トータルコスト

シンボルツリーは「植えたら終わり」ではなく、剪定・消毒・追肥などのメンテナンス費用が毎年かかります。植栽費+5年間のメンテ費を合算した実質コストを把握しておきましょう。

樹種 初期費用 年間メンテ費 5年総額
シマトネリコ ¥25,000 ¥8,000〜12,000 ¥65,000〜85,000
オリーブ ¥30,000 ¥6,000〜10,000 ¥60,000〜80,000
ヤマボウシ ¥28,000 ¥7,000〜10,000 ¥63,000〜78,000
イロハモミジ ¥32,000 ¥8,000〜13,000 ¥72,000〜97,000
ケヤキ ¥55,000 ¥12,000〜20,000 ¥115,000〜155,000

※年間メンテ費は剪定1回+消毒2回+追肥1回を想定した金額です。剪定の詳細は「剪定の料金相場ガイド」、病害虫対策は「庭木の消毒・害虫駆除の料金相場」をご覧ください。

相場より安い・高い業者の見分け方

施主が相見積りを取るときに、金額だけで判断するのは危険です。以下の視点でチェックしましょう。

安すぎる業者のリスク

  • 苗木のグレード(樹形・根の状態)が低い可能性
  • 土壌改良・支柱を省略している
  • 活着保証がない(枯れたら追加費用)
  • 施工後のアフターフォローなし

高い業者でも妥当なケース

  • 希少品種・特選樹形を提案している
  • 土壌診断から丁寧に実施
  • 活着保証1年付き
  • 下草・化粧砂利まで含むトータル提案

相見積りを取るときのコツ

  1. 条件を揃える(樹種・樹高・支柱・養生の有無)
  2. 内訳明細を要求する(一式価格の業者は要注意)
  3. 保証範囲を確認(活着保証・アフター剪定の回数)
  4. 搬入経路を事前共有(現地調査なしの見積りは誤差が大きい)

造園業者側も、こうした施主視点を理解した上で透明性の高い見積書を作ることが信頼獲得につながります。見積書テンプレートの作成については「造園業の見積書の書き方ガイド」、請求時の対応は「造園業の請求書の書き方ガイド」を参考にしてください。

地域別のシンボルツリー料金傾向

同じ樹種でも地域によって料金は変動します。主な要因は「苗木の流通コスト」「人件費」「重機使用料」の差です。

エリア 相場傾向 理由
関東(首都圏) やや高め 人件費・搬入コスト高
関西 標準 苗木生産地(兵庫・岡山)が近い
東海 やや安め 愛知・三重に大型苗木生産地
九州 標準 福岡・熊本で苗木生産が盛ん
東北・北海道 やや高め 寒冷地対応品種で選択肢が限定

遠方への搬入は別途運搬費が発生します。

よくある質問(FAQ)

Q. シンボルツリーの総額で一番安い樹種は?

A. 2〜3m標準サイズで「ジューンベリー」「シマトネリコ」「ハナミズキ」が総額¥20,000前後で比較的安価です。成長が早く手に入りやすいことが理由です。

Q. シンボルツリーはDIYで植えても大丈夫?

A. 樹高1.5m以下の低木ならDIYも可能ですが、2m以上の中高木は根鉢の重量が30〜80kgになり、支柱設置や土壌改良の知識も必要です。活着を確実にしたいなら造園業者への依頼を推奨します。

Q. 植栽費用は何月が安い?

A. 繁忙期(3〜5月、10〜11月)を外すと価格交渉しやすい傾向があります。ただし真夏・真冬は活着リスクが高まるため、6〜7月初旬、12月が狙い目です。

Q. 1本だけ植えると割高になる?

A. 運搬費・出張費が1本に集中するため、同時に下草や他の植栽を依頼すると単価が下がります。「庭全体の提案」で見積りを取るのがコスト効率的です。

Q. 樹種を指定せず「おすすめで」と頼んでも良い?

A. むしろ業者にとってもやりやすい依頼方法です。日当たり・予算・メンテ頻度の希望を伝えれば、適切な樹種を提案してもらえます。樹種選定の基礎は「シンボルツリーの選び方ガイド」をご覧ください。

まとめ

  • シンボルツリーの総額相場は樹高2〜3mで**¥18,000〜55,000**、4m以上の高木で**¥80,000〜**が目安
  • 樹種は「シマトネリコ・ヤマボウシ・ハナミズキ・ジューンベリー」がコストパフォーマンス◎
  • 5年トータルコストで考えると、メンテ費の安い樹種(オリーブ・ソヨゴ)が有利
  • 相見積りは「条件を揃える」「内訳明細を要求」「保証範囲を確認」の3点がコツ
  • 造園業者は総額+内訳+保証を明示した見積書で差別化しよう

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