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2026/04/09

植栽・庭木の植え替え料金相場ガイド|樹種別の費用と適切な時期を解説

植栽庭木植え替え料金相場造園業

春は庭木の植栽に最も適した季節です。造園業者にとって植栽工事は、新規顧客との接点をつくる代表的なサービスの一つです。

この記事では、植栽・庭木の植え替えにかかる料金相場を樹種・サイズ別にまとめました。見積書の作成や、お客様への提案にお役立てください。

植栽工事の主な種類

植栽工事は大きく分けて「新規植栽」と「植え替え(移植)」の2種類があります。見積書の書き方については「造園業の見積書の書き方ガイド」で詳しく解説しています。

1. 新規植栽

更地や既存の庭に新たに樹木を植える工事です。

  • シンボルツリーの植栽(1本単位)
  • 生垣の新設(メートル単位)
  • 花壇・下草の植え込み
  • 外構工事に伴う植栽

2. 植え替え(移植)

既存の庭木を別の場所に移す工事です。新規植栽より手間がかかります。

  • 根回し(大木の場合は半年前から準備)
  • 掘り取り・根巻き
  • 運搬・植え付け
  • 支柱設置・養生

3. 植木の入れ替え

枯れた木や不要になった木を撤去し、新しい木を植える工事です。

  • 既存樹木の伐採・抜根
  • 土壌改良
  • 新規植栽

伐採の料金については「樹木伐採の料金相場ガイド」もご覧ください。

樹木のサイズ別料金相場

低木(樹高0.5〜1.5m)

作業内容 料金相場 備考
新規植栽(1本) ¥3,000〜8,000 樹木代込み
植え替え(1本) ¥5,000〜12,000 掘り取り・植付
生垣植栽(1mあたり) ¥3,000〜6,000 3〜4本/m

代表的な低木: ツツジ、サツキ、アベリア、ドウダンツツジ、ボックスウッド

中木(樹高1.5〜3m)

作業内容 料金相場 備考
新規植栽(1本) ¥8,000〜25,000 樹木代込み
植え替え(1本) ¥15,000〜35,000 根巻き・支柱込み
生垣植栽(1mあたり) ¥5,000〜12,000 2〜3本/m

代表的な中木: キンモクセイ、ハナミズキ、ヤマボウシ、サザンカ、ソヨゴ

高木(樹高3〜5m)

作業内容 料金相場 備考
新規植栽(1本) ¥25,000〜60,000 樹木代・支柱込み
植え替え(1本) ¥40,000〜80,000 根回し・重機不要の場合
植え替え(1本・重機使用) ¥80,000〜150,000 クレーン等使用

代表的な高木: シマトネリコ、モミジ、ケヤキ、シラカシ、クスノキ

大木(樹高5m以上)

作業内容 料金相場 備考
新規植栽(1本) ¥60,000〜200,000 重機・支柱込み
植え替え(1本) ¥150,000〜500,000 根回し・重機必須

大木の移植は事前の根回しが半年〜1年前から必要になるため、見積り時に工期の説明が重要です。

人気シンボルツリーの植栽費用

住宅の新築やリフォームで人気の高いシンボルツリーの植栽費用をまとめました。

常緑樹

樹種 樹高目安 樹木代 植栽工賃 合計目安
シマトネリコ 2〜3m ¥8,000〜15,000 ¥10,000〜15,000 ¥18,000〜30,000
ソヨゴ 2〜3m ¥10,000〜20,000 ¥10,000〜15,000 ¥20,000〜35,000
オリーブ 1.5〜2.5m ¥8,000〜25,000 ¥8,000〜12,000 ¥16,000〜37,000
シラカシ 3〜4m ¥12,000〜25,000 ¥15,000〜20,000 ¥27,000〜45,000
ハイノキ 2〜3m ¥15,000〜30,000 ¥10,000〜15,000 ¥25,000〜45,000

落葉樹

樹種 樹高目安 樹木代 植栽工賃 合計目安
ハナミズキ 2〜3m ¥8,000〜18,000 ¥10,000〜15,000 ¥18,000〜33,000
ヤマボウシ 2〜3m ¥10,000〜20,000 ¥10,000〜15,000 ¥20,000〜35,000
イロハモミジ 2〜3m ¥10,000〜25,000 ¥10,000〜15,000 ¥20,000〜40,000
ジューンベリー 2〜2.5m ¥8,000〜15,000 ¥8,000〜12,000 ¥16,000〜27,000
アオダモ 2〜3m ¥12,000〜25,000 ¥10,000〜15,000 ¥22,000〜40,000

生垣の植栽料金相場

生垣は外構工事とセットで依頼されることが多く、まとまった金額になりやすいサービスです。外構工事の見積りについては「外構工事の見積り方ガイド」も参考にしてください。

樹種別の生垣植栽費用(1mあたり)

樹種 植栽本数/m 料金相場/m 特徴
カナメモチ(レッドロビン) 3本 ¥4,000〜7,000 赤い新芽が美しい
プリペット 3〜4本 ¥3,000〜5,000 成長が早く安価
ツゲ(ボックスウッド) 4〜5本 ¥4,000〜8,000 刈り込みに強い
サザンカ 2〜3本 ¥5,000〜10,000 冬に花が咲く
キンモクセイ 2本 ¥6,000〜12,000 香りが良い
ラカンマキ 2〜3本 ¥5,000〜10,000 和風に最適

生垣の追加費用

項目 料金相場
土壌改良(1mあたり) ¥1,000〜2,000
支柱・竹垣設置(1mあたり) ¥2,000〜5,000
防草シート敷設(1mあたり) ¥1,500〜3,000
既存生垣の撤去(1mあたり) ¥3,000〜8,000

料金に影響する要素

樹木の仕入れ先

  • 卸売市場(植木市場): 最も安い。仕入れ値の1.5〜2.5倍で販売が一般的
  • 造園資材店: 市場より1〜2割高いが、品質が安定
  • ホームセンター仕入れ: 小規模な場合に利用。マージンは少ない
  • 生産者から直接仕入れ: 大量発注で割安になることも

搬入条件

  • 道路から近く搬入が容易: 標準料金
  • 狭い通路を通る必要あり: 1.2〜1.5倍(人力搬入)
  • 2階以上・屋上庭園: 1.5〜3倍(クレーン等が必要)
  • 重機が入れない場所: 1.3〜2倍

土壌条件

条件 追加費用の目安
良好な土壌(そのまま植栽可能) なし
やや粘土質(土壌改良が必要) ¥2,000〜5,000/本
岩盤・ガラが多い(掘削困難) ¥5,000〜15,000/本
客土が必要(大量の土の入れ替え) ¥3,000〜8,000/㎡

支柱の種類

植栽後の樹木を安定させるために支柱が必要です。

支柱タイプ 料金相場/本 適用
一本支柱 ¥1,500〜3,000 低木〜中木
二脚鳥居型 ¥3,000〜6,000 中木〜高木
三脚鳥居型 ¥5,000〜10,000 高木
八ツ掛支柱 ¥5,000〜12,000 高木・強風地
ワイヤー支柱 ¥3,000〜8,000 大木

植栽に適した時期

樹種によって植栽の適期が異なります。お客様への提案時に時期の説明を添えることで、信頼感が高まります。季節ごとの営業戦略については「造園業の季節別繁閑対策ガイド」もご覧ください。

常緑樹の植栽適期

時期 適性 備考
3〜4月 最適 新芽の動き出し前がベスト
5〜6月(梅雨) 良好 湿度が高く根付きやすい
9〜10月 良好 秋植えも可能
7〜8月 要注意 高温で根傷みのリスクあり
11〜2月 不向き 寒さで活着しにくい

落葉樹の植栽適期

時期 適性 備考
11〜3月(落葉期) 最適 根への負担が少ない
3〜4月(芽吹き前) 良好 春先も適期
5〜9月 要注意 根鉢を崩さず慎重に

見積書作成のポイント

植栽工事の見積書では、以下の項目を明確に分けて記載しましょう。

見積書の記載項目例:

  • 樹木代: シマトネリコ H=2.5m × 1本 = ¥12,000
  • 植栽工賃: 中木植栽 × 1本 = ¥12,000
  • 土壌改良: 植穴改良 × 1箇所 = ¥3,000
  • 支柱: 二脚鳥居型 × 1本 = ¥4,000
  • 残土処分: 0.3㎥ = ¥3,000
  • 諸経費: 一式 = ¥3,000

「植栽工事 一式 ¥37,000」ではなく、内訳を見せることでお客様の納得感が高まります。niwakuraのカタログ機能に樹種ごとの単価を登録しておけば、現場で素早く見積りが作成できます。

枯れ保証について

植栽後の枯れ保証は、造園業者の信頼性を示す重要なポイントです。

  • 一般的な保証期間: 植栽後1年間
  • 保証内容: 適切な管理にもかかわらず枯れた場合、同等品を無償で植え替え
  • 保証対象外: 台風・異常気象、お客様の管理不備
  • 見積書への記載: 保証の有無と条件を明記すると安心感につながる

付加価値で差別化する

デザイン提案

樹木の配置や組み合わせのデザイン提案ができると、単価の高い仕事につながります。

  • 和風庭園: モミジ + ツバキ + 苔の組み合わせ
  • 洋風ガーデン: オリーブ + ラベンダー + グランドカバー
  • ナチュラルガーデン: アオダモ + ジューンベリー + 宿根草

アフターフォロー

植栽後の定期的なフォローを提案することで、継続的な取引につながります。

  • 植栽後1ヶ月: 活着確認の訪問
  • 植栽後3ヶ月: 水やり・施肥のアドバイス
  • 植栽後1年: 枯れ保証の確認と剪定の提案

剪定の料金については「剪定の料金相場まとめ」をご覧ください。

写真で実績をアピール

施工前後の写真をお客様に提示することで、仕上がりのイメージを共有でき、受注率が向上します。niwakuraの写真管理機能を使えば、施工事例を顧客ごとに記録・管理できます。

まとめ

植栽工事は樹種・サイズ・搬入条件・土壌状態によって料金が大きく変わります。見積書には樹木代と工賃を分けて記載し、支柱・土壌改良・残土処分などの付帯費用も明示しましょう。

春(3〜4月)は植栽の最盛期です。シンボルツリーや生垣の提案を積極的に行い、受注につなげましょう。枯れ保証やアフターフォローの提案は、他社との差別化に有効です。

niwakuraを使えば、植栽工事の見積書をスマホから3分で作成できます。樹種ごとの単価をカタログに登録しておけば、現場でお客様にすぐ提示できます。請求書の発行方法については「造園業の請求書の書き方ガイド」もご覧ください。

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