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2026/05/23

生垣の新設・植栽費用の料金相場ガイド|樹種別1m単価・高さ別総額・支柱や土壌改良の付帯費用・既存生垣の植え替え費用まで徹底解説【2026年版】

生垣植栽新設料金相場造園業

「目隠しに生垣を新しく作りたいけれど、いくらかかるの?」「ブロック塀を撤去して生垣に植え替えたい」——生垣の新設・植栽は、剪定(刈り込み)とは別の費用がかかるサービスです。剪定は「育った生垣を整える」作業ですが、新設は苗木代+植え付け工賃+土壌改良+支柱+下地がまとめて発生するため、同じ長さでも金額が大きく変わります。

この記事では、生垣の新設・植栽費用を「樹種別の1m単価」「高さ別の総額」「付帯費用の内訳」「既存生垣の植え替え」の4軸で整理し、2026年最新の市場相場をまとめました。施主の相見積り比較にも、造園業者の単価設計にも使える実用ガイドです。

生垣の新設費用はどう決まるのか

生垣の新設費用は、次の5つの要素で決まります。

  1. 樹種(苗木代と植栽本数/mで1m単価が2〜4倍変動)
  2. 高さと長さ(苗木のサイズ=樹高で単価が上がり、延べmで総額が決まる)
  3. 植栽本数/m(密に植えるほど早く目隠しになるが本数分コスト増)
  4. 下地・付帯工事(土壌改良・支柱・防草シート・客土の有無)
  5. 既存生垣やブロック塀の撤去費(植え替えの場合に追加)

「1mあたりいくら」だけでは比較が成立しません。樹種・苗木サイズ・本数/m・付帯工事・撤去の有無を揃えて相見積りするのが正解です。

関連記事:

生垣の新設費用【樹種別1m単価早見表】

最も基本となる、樹種別の植栽費用(標準的な苗木サイズ・植え付け工賃込み・1mあたり)の早見表です。

樹種 植栽本数/m 1m単価(苗木+工賃) 特徴
プリペット 3〜4本 ¥3,000〜5,000 成長が早く安価。洋風に合う
カナメモチ(レッドロビン) 3本 ¥4,000〜7,000 赤い新芽が美しい定番
ツゲ(ボックスウッド) 4〜5本 ¥4,000〜8,000 刈り込みに強く密な仕上がり
サザンカ 2〜3本 ¥5,000〜10,000 冬に花が咲く花生垣
キンモクセイ・ヒイラギモクセイ 2本 ¥6,000〜12,000 香りが良く目隠し向き
ラカンマキ・マキ 2〜3本 ¥5,000〜10,000 和風庭に最適で長寿
カイヅカイブキ 2〜3本 ¥5,000〜9,000 成長旺盛な常緑針葉樹
コニファー(エメラルド等) 2〜3本 ¥6,000〜12,000 洋風目隠しの定番

苗木の樹高が大きいほど単価は上がります。同じレッドロビンでも、H=0.5m苗とH=1.5m苗では苗木代が2〜3倍違います。すぐ目隠しが欲しい場合は大きめ苗、コスト優先なら小さめ苗を密植して育てる、という提案ができます。

高さ・長さ別の総額目安

実際の見積りでよく出る、高さ×長さごとの新設総額(標準樹種・植え付け工賃込み・付帯工事別途)の目安です。

仕上がり高さ 苗木サイズ目安 1m総額 10m総額 20m総額
0.8〜1m(低い縁取り生垣) H=0.4〜0.6m ¥3,000〜5,000 ¥30,000〜50,000 ¥60,000〜100,000
1.2〜1.5m(標準的な目隠し) H=0.6〜1.0m ¥4,000〜7,000 ¥40,000〜70,000 ¥80,000〜140,000
1.8〜2m(しっかり目隠し) H=1.0〜1.5m ¥6,000〜12,000 ¥60,000〜120,000 ¥120,000〜240,000
2m超(背の高い遮蔽生垣) H=1.5m以上 ¥10,000〜18,000 ¥100,000〜180,000 ¥200,000〜360,000

高さがある生垣ほど大きな苗木が必要になり、植え付け・支柱の手間も増えるため、1m単価が上がります。10〜20mのまとまった長さになると総額が大きくなるため、内訳を明示した見積書が信頼につながります。見積書の作り方は「造園業の見積書の書き方ガイド」をご覧ください。

付帯工事・下地の費用

生垣の新設では、苗木と植え付けだけでなく下地づくりの費用がかかります。これを見積りに入れ忘れると赤字になりやすいポイントです。

項目 料金相場 内容
土壌改良(1mあたり) ¥1,000〜2,000 堆肥・腐葉土のすき込み
客土(1mあたり) ¥2,000〜5,000 やせ地・ガラ地で土を入れ替え
支柱・控え(1mあたり) ¥2,000〜5,000 風での倒れ防止に必須
防草シート敷設(1mあたり) ¥1,500〜3,000 足元の雑草対策
化粧砂利・マルチング(1mあたり) ¥1,500〜4,000 仕上げと乾燥防止
灌水チューブ設置(1mあたり) ¥1,500〜3,500 活着率を高める自動水やり

残土・残材の処分費

植え穴を掘った残土や、既存の土が悪い場合の処分費も別途かかります。

  • 残土処分: ¥3,000〜8,000/㎥
  • 軽トラ1台分の残材処分: ¥5,000〜15,000

既存生垣・ブロック塀からの植え替え費用

「古くなった生垣を新しい樹種に植え替えたい」「ブロック塀を撤去して生垣にしたい」という依頼も増えています。この場合は撤去費が上乗せされます。

撤去対象 撤去費(1mあたり) 備考
既存生垣の撤去(低木) ¥3,000〜6,000 抜根・処分込み
既存生垣の撤去(高木・大株) ¥6,000〜12,000 重機・抜根が必要な場合
ブロック塀の撤去(1mあたり) ¥8,000〜20,000 基礎・処分費込み。高さで変動

既存樹木の抜根や伐採の詳細は「庭木の伐採・抜根の料金相場ガイド」を、既存の庭木を別の場所へ残す移植は「木の植え替え費用はいくら?樹種別料金相場」をご覧ください。

生垣の植栽に適した時期

樹種によって植栽の適期が異なります。お客様への提案時に時期の説明を添えると、信頼感が高まります。詳しい樹種別の適期は「庭木の剪定時期カレンダー」も参考になります。

樹種タイプ 最適期 備考
常緑樹(レッドロビン・ツゲ等) 3〜4月・梅雨・9〜10月 真夏・厳冬は活着しにくい
落葉樹 11〜3月(落葉期) 根への負担が少ない
コニファー 3〜4月・9〜10月 高温多湿の真夏は避ける

季節ごとの繁閑と営業戦略は「造園業の繁忙期・閑散期の対策ガイド」もご覧ください。

見積書作成のポイント

生垣の新設見積書では、以下の項目を分けて記載しましょう。

見積書の記載項目例(レッドロビン生垣 20m・高さ1.5m):

  • 苗木代: レッドロビン H=0.8m × 60本 = ¥120,000
  • 植え付け工賃: 生垣植栽 20m = ¥60,000
  • 土壌改良: 20m = ¥30,000
  • 支柱・控え: 20m = ¥60,000
  • 防草シート敷設: 20m = ¥40,000
  • 残土処分: 1㎥ = ¥6,000
  • 諸経費: 一式 = ¥10,000

「生垣工事 一式 ¥326,000」ではなく、内訳を見せることでお客様の納得感が高まります。niwakuraのカタログ機能に樹種ごとの1m単価や付帯工事の単価を登録しておけば、現場で素早く見積りが作成できます。請求書の発行方法は「造園業の請求書の書き方ガイド」をご覧ください。

枯れ保証について

植栽後の枯れ保証は、造園業者の信頼性を示す重要なポイントです。

  • 一般的な保証期間: 植栽後1年間
  • 保証内容: 適切な管理にもかかわらず枯れた場合、同等品を無償で植え替え
  • 保証対象外: 台風・異常気象、お客様の管理不備
  • 見積書への記載: 保証の有無と条件を明記すると安心感につながる

生垣はまとまった本数を植えるため、数本枯れた際の対応を最初に決めておくとトラブルを防げます。

新設後の維持を見据えた提案

生垣は植えて終わりではなく、年1〜2回の刈り込みで形を保ちます。新設の見積り時に、その後の年間管理(剪定)まで提案できると継続的な取引につながります。

  • 植栽後1年: 活着確認と最初の軽い刈り込み
  • 2年目以降: 年1〜2回の刈り込みで目隠しの密度を維持

育った生垣の刈り込み料金は「生垣剪定の料金相場ガイド」で樹種別1m単価・年間費用を詳しく解説しています。

まとめ

生垣の新設・植栽費用は、樹種・苗木サイズ・植栽本数・付帯工事・既存物の撤去によって大きく変わります。1m単価の相場は¥3,000〜12,000、土壌改良・支柱・防草シートなどの下地費用は別途見込む必要があります。見積書には苗木代と工賃を分けて記載し、付帯工事も明示することで、お客様の納得感と受注率が高まります。

春(3〜4月)と秋(9〜10月)は植栽の好機です。目隠しやブロック塀からの植え替えの提案を積極的に行い、植栽後の年間管理(剪定)までセットで提案して継続的な取引につなげましょう。

niwakuraを使えば、生垣の新設見積書をスマホから3分で作成できます。樹種ごとの1m単価や付帯工事をカタログに登録しておけば、現場でお客様にすぐ提示できます。

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